角質層の構造
角質層の構造を、絵を交えて解説します。
角質層は上図に書いたような構造になっています。
- 【皮脂膜】水、汗、皮脂が混ざり合った膜で、天然クリームのような働きをしています。
具体的には - 角質内の水分が蒸発するのを防ぐ。
- 肌荒れの原因となっている角質の剥がれを防ぐ。
- 皮膚内に雑菌が進入するのを防ぐ。
さらに詳しく書くと、
皮膚の表面には皮膚常在菌と呼ばれる菌が
存在しています。
その中でも表皮ブドウ球菌とアクネ菌がお肌にとって大事な菌です。
表皮ブドウ球菌は、汗を 食べて水分を出すため、肌にうるおいを与えます。
アクネ菌は皮脂線から分泌される皮脂を食べているため、肌の脂質代謝に必要な菌です。
『水』と『脂』は本来混ざらないものですが、 これらの菌から出された水と脂は、
混ざり合って天然のクリームを作り出します。これが皮脂膜です。
表皮ブドウ球菌とアクネ菌によって乾燥もせず、 脂性にもならず、しっとりなめらか肌になります。
また、アクネ菌の代謝物が弱い酸性のため、病原菌がつくのを防ぎ、
有害な常在菌が増殖するのを抑えることができます。 - 【天然保湿因子(NMF)】角質細胞内にあり、水分を捕らえ、
そのまま保持する物質をまとめて 天然保湿因子(NMF)と呼びます。
その種類は約20種類あり、アミノ酸、 尿素などがあります。 - 【細胞間脂質】角質細胞と角質細胞をつなぎ合わせて、
剥がれ難くしている脂質で、 水に馴染みやすい部分と油に馴染みやすい部分から成り、
図のように並んでいます。
細胞間脂質の水に馴染みやすい部分で水分を保持します。
また、細胞間脂質は半分以上がスフィンゴ脂質というものでできており、
そのスフィンゴ脂質のほとんどがセラミド類で構成されています。
角質層は、このようにお肌の潤いを保つために重要な働きをしています。
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